
コンパクトカーの中でこの数年でトップに躍り出た日産ノート。
その人気の秘密は、コンパクトカーとしては広すぎる室内空間にあるとか?
実際に室内空間は広いのでしょうか?
口コミとライバル車との比較から、検証していきましょう。
Contents
日産ノートの全体の大きさは?室内の大きさは?

出典:http://history.nissan.co.jp/NOTE/E12/1410/
日産ノートは発売当初から室内空間が大きいことが人気の理由の1つでした。
2016年に出たマイナーチェンジモデルからはその特徴が顕著になり、特に室内空間が前後に長いく設計されています。
少し前のコンパクトカーでは、足が窮屈でファミリーカーとしての需要はそれほどありませんでした。
現代では、日産ノートを筆頭に、コンパクトカーでも十分な室内空間を確保されており、足回りが窮屈になることはありません。
このことからも、近年コンパクトカーをファミリーカーの用途で使う方は増えてきています。
電気自動車は、モーターやバッテリーを積まなければならないので、ガソリン車に比べて室内空間を圧迫されることが多いのです。
ですが、日産ノートはバッテリーを小さく設計することに成功し、このバッテリーを前席の下に搭載しました。
これにより広い室内空間を確保したまま、ガソリン車よりも燃費も乗り心地も優れた、新型ノートe-powerを造り上げたのです。
ちなみに、サブバッテリーをトランクの下に収納してあるため、ノートe-powerは床下収納がありません。
収納スペースはガソリン車よりも少し劣ります。
購入を検討している方は、この点にも注目して見てみるとよいです。
日産ノートのサイズ感を実際に乗った人に聞いてみよう!

出典:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/note/sp.html
ノートを初めて乗った方は、電気自動車ならではの加速の心地良さか、空間の広さや乗り心地の面で感想を持ちます。
後者の、サイズ感に関する感想をいくつがご紹介します。
「子どもが大きくなり車に乗る頻度が少なくなったので、ミニバンからコンパクトカーへの乗り換えを検討していました。乗り換えたら窮屈かなと思っていましたが、そこまで車内空間が狭くなったことが気にならず快適に乗れた。」
→子どもが大きくなり、チャイルドシートを卒業したタイミングでコンパクトカーの購入を検討する方もいるようです。
チャイルドシートを付けても、他社のコンパクトカーに比べると窮屈さは少ないですが、まだ小さな子どもはチャイルドシートへの乗り降りも大人が手伝わなければならず大変です。
その点ではコンパクトカーだと少し窮屈に感じるでしょう。
ですが、ミニバンからの乗り換えでサイズが多少小さくなっても、違和感を感じるほどではないのかもしれません。
「体格は良い方ですが、足回りはそれなりに広く乗りやすい。少しシートが小さめに感じましたが、走りづらさはなかったです。代車として1か月乗りました。特別に良いところはなかったが、加速も良く、不満に感じる点も全くありませんでした。万能受けすると感じました。レンタカーで採用される理由がよくわかります。」
→実は、日産ノートは最近はパトカーにも採用された例があります。
走りの性能もそれなりによく、コンパクトカーだけども、窮屈に感じることもない、といった感想です。
運転席のシートは足回りには余裕がありますが、座面は少しスマート目に設計されています。
体格の良い人だと、ぴったりシートがフィットするような感覚があるかもしれません。
人によっては、身ごろが少し窮屈だなと感じる方もいるようです。
運転中の違和感はストレスになることもあるので、一度乗ってみることをおすすめします。
「遠出やドライブの休憩時に運転席で横になることが多く、いっぱいまで背もたれを倒しますが、中途半端な位置までしか倒れないのでちょっと気になっています。」
→足回りは広いですが、とはいえやはりコンパクトカーです。
車中泊ができるほどまっすぐまでは倒れず、確かにもう少し倒れてもよいかもという印象です。
普段使いには問題ないかと思いますが、後部座席に人が座ったときにはどれくらい座面が倒れるかなど、乗って試してみるのも良いかもしれません。
「日産マーチから日産ノートに乗り換えました。マーチは車内が非常に狭く、後部座席にチャイルドシートを取り付けると、隣には大人1人分のスペースしかありませんでした。一方、日産ノートの場合は、かなりのゆとりがあり子どもを含めて後部座席に3人ゆったり座る事ができます。また、マーチを使っていたときは、運転席のシートを前に引いて使わないと後部座席が狭かったのですが、日産ノートは後ろに気を配らなくてもゆったりした空間を確保することができます。」
→やはり、足回りの空間の広さには定評があるようです。
チャイルドシートは、予想以上にスペースを取りますが、日産ノートはその点も問題なくクリアできそうですね。
少し買い物をしたときなども、足元に少し荷物を置くスペースがあれば、わざわざトランクに乗せる手間がなく良いですよね。
特に足元の空間に関しては、コンパクトカーに期待する以上の空間をもっていると言えるでしょう。
コンパクトカートップ3のサイズ比較結果
日本で売れているコンパクトカー上位3つについて、サイズを比較してみます。
2018年上半期のデータでは、1位日産 ノート、2位トヨタ アクア、3位ホンダ フィットです。

出典:http://history.nissan.co.jp/NOTE/E12/1410/
まずは、車体全体の寸法。
日産 ノートは、全長×全幅×全高:4100×1695×1520mmです。
トヨタ アクアが、全長×全幅×全高:4050×1695×1455mmです。
ホンダ フィットが、全長×全幅×全高:3955×1695×1525mmです。
全高でわずかにフィットに負けていますが、全長は最も長いです。
アクアとのハイブリットカー対決では、アクアはわずかにノートの燃費を上回っています。
ですが、室内空間はノートも負けていませんね。
トップ3台の中ではもっとも大きく設計されています。
一般的なコンパクトカーの定義が、全長4.2m、全幅1.7m以下とされており、ノートはコンパクトカーとしてギリギリのサイズまで大きく設計されていると言えます。
次に、内寸を比較してみましょう。
日産 ノートは、室内長×室内幅×室内高:2065×1390×1255mmです。
トヨタ アクアが、室内長×室内幅×室内高:2015×1395×1175mmです。
ホンダ フィットが、室内長×室内幅×室内高:1935×1450×1280mmです。
車体全体の大きさと同じく、室内高ではフィットにわずかに劣ります。
ただ、1255mmであれば、4~5歳の子どもが立てるくらいの高さはあるので、車の乗り降りに不便を感じるような高さではないと考えられます。
そして、やはり室内長は、日産ノートが最も長いです。
前章の口コミでもあったように、足回りの広さはやはり他社にも負けません。
長時間のドライブ、ビジネスでも家族で乗るのにも、足回りの広さは乗り心地の良さに大きくかかわるでしょう。
日産ノートであれば、加速等の面でも、室内空間の面でも乗り心地がよく、快適なドライブができそうですね。
日産ノート サイズ感の検証についてのまとめ
日産ノートは、新時代の電気自動車でありながら、5人家族のファミリーカーとしても使える、比較的室内空間の広いコンパクトカーであることがわかりました。
乗り心地等人の感じ方によるところもありますが、実際に競合他社との比較からもわかるように、足回りの広さは確かな事実でした。
コンパクトカーで維持費は節約したいけれども、外出イベントや帰省のときなど、窮屈な社内で過ごすのは嫌ですよね。
ノートe-powerは電気自動車でありながら、充電いらずで手も出しやすいです。
燃費の良さも魅力の1つ。
是非検討してみてくださいね。