
日産ノートe-powerは、2018年上半期、普通自動車 登録者販売台数 第1位を獲得しました。
その人気の秘密はどこに潜んでいるのでしょうか?
スペックを確認しながら、ノートe-powerの特徴を見ていきましょう。
Contents
新型ノートのスペック・ライバル車と比較してみた!
競合するコンパクトカーと比較しながら、ノートの特徴を見ていきましょう。
比較対象は2018年度売上1位のノートに続き2位と3位にランクインした、トヨタのアクアと、ホンダのフィットです。

出典:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/note/exterior_interior.html
まずは、車体寸法。
競合他社のコンパクトカーと比較してみましょう。
●ノートe-powerは、全長×全幅×全高:4100×1695×1520mm。
●トヨタのアクアが、全長×全幅×全高:4050×1695×1455mm。
●ホンダのフィットが、全長×全幅×全高:3955×1695×1525mm。
一般的なコンパクトカーの定義が、全長4.2m、全幅1.7m以下とされています。
ノートは全長と全幅はコンパクトカー定義のぎりぎりのところ。
全高はフィットには一歩及ばずというところですが、総合的にみるとノートは比較的大きく作られたコンパクトカーであることがわかります。
次に、室内のサイズです。
●ノートe-powerは、室内長×室内幅×室内高:2065×1390×1255mm。
●トヨタのアクアが、室内長×室内幅×室内高:2015×1395×1175mm。
●ホンダのフィットが、室内長×室内幅×室内高:1935×1450×1280mm。
室内長は圧倒的にノートが大きいことがわかります。
これによって、足元空間の余裕を感じられるのですね。
室内高はフィットよりも若干低いものの、5歳児が立っても頭が付かないくらいの余裕がある高さ設定になっています。
電気自動車はバッテリーを内蔵する必要があるので、室内空間を圧迫しがちですが、ノートはバッテリーを小型化してフロントシートの下に収めています。
これによって、室内空間を大きく保ったままにすることができているのです。
次に、燃費です。
カタログ燃費は、アクアがトップを走ります。
●ノートe-powerは、37.2km/L
●トヨタのアクアが、38.0km/L
●ホンダのフィットが、37.2km/L
実燃費はグレードにより幅がありますが、消費者の生活の中での実際の燃費はあまり変わりないようです。
●ノートe-powerは、約20~30km/L
●トヨタのアクアが、約20~30km/L
●ホンダのフィットが、約19~29km/L
ここまで3台を比較してきましたが、2018年の販売台数はノートが1位、アクアが2位に続き、少し離されて3位ホンダフィットです。
ノートとアクアはエコカー減税によって免税対象になる点がも売れている理由の1つでしょう。
アクアはノートが現れるまではハイブリッドのコンパクトカーではぶっちぎりの1位を記録していましたが、ノートe-power発売後1年足らずでノートが1位に躍り出ました。
その人気の秘密はなんといっても、電気自動車ならではの加速性能と乗り心地です。
次の章で詳しく説明します。
新型ノートの乗り心地は誰もが納得の仕上がり
前の章でもご紹介したように、ノートの特徴の一つは、コンパクトカーとは思えない空間の広さです。
運転席、助手席の窮屈感は全く感じません。
コンパクトカーなので、乗る時にかがむ必要はありますが、乗ったあとの足の空間やサイドの余裕などは、ミニバンと同等に感じます。

出典:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/note/exterior_interior.html
後部座席は窮屈に感じるのではと予想しましたが、予想を完全に覆す余裕がありました。
後部座席でも、足を組んで座れる余裕があります。
また、今はコンパクトカーをファミリーカーとして使うご家庭も増えてきましたが、窮屈なチャイルドシートの取り付けなども、競合他社のものと比べると空間的な余裕があり、楽に感じられました。
ファミリーカーでは子どもが長時間快適に過ごせることが絶対条件になりますが、ノートであれば、足をぶらぶらする余裕もあり、長時間のドライブも快適に過ごせるはずです。
後部座席でもう1点感じたのは、ドアがほぼ90度近くまで開けられることです。
子どもを抱きながらの乗り降りも、この可動域の広さでとても楽に感じられました。
お年寄りの乗り降りも比較的スムーズにできるでしょう。
今までの電気自動車は結局のところ、エンジンを動力として使っていたので、エンジン車特有の振動がありました。
しかしながら、ノートはエンジンを発電にのみ使用しているため、エンジン車特有の振動は全く感じられず、スッと軽やかに出発できます。
試乗体験した方の口コミの中には、「あまりにエンジン音や振動がしなさ過ぎて、走るかどうか不安になる。」という感想もあるほど、エンジンの振動や音は静かで、乗り心地には定評があると言えるでしょう。
安全に考慮しているという意味でも、運転者に優しい作りになっています。
ノートには、e-POWER S、NISMO S以外のグレードに、エマージェンシーブレーキと車線逸脱警報が標準装備されています。
前方や左右の車両はフロントについている小さなカメラで常に探知しており、さらに、緊急自動ブレーキは車両だけではなく、歩行者にも十分対応できる基準満たしています。
緊急自動ブレーキ搭載の車は、事故率が大幅に減少するとのデータもあり、もしものときの力強い味方ですね。
その安全性は、自動車事故対策機構という独立法人が監査している、自動車アセスメントの予防安全性能評価で最高評価を獲得しており、客観的にも証明されています。
また、アクセルペダルとブレーキペダルの踏み間違いによる事故をテレビで目にするようになりました。これらの事故を防止するため、踏み間違い衝突防止アシストも標準装備しました。
運転者のサポート機能では、前を走る車をセンサーで感知して、スピードと車間距離を自動修正し自動でついていく技術、自動運転化技術を搭載しています。
至れり尽くせりという感じですね。
より安全に、より快適にドライブを楽しむための工夫が盛りだくさんの新型ノートです。
日産ノートの加速性能は電気自動車のイイとこ取り!
日産ノートe-powerの加速の性能については、日産も売りにしているように、大変高評価です。
その走りの性能の高さをご紹介しましょう。

出典:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/note/performance.html
踏んでいるのに思ったより加速せず、自分の想像したものと実際の車の加速に差異があるなんとももどかしい感じ。
このような感覚を体験したことのある方は少なくないでしょう。
ノートはスムーズにそして軽やかに、気持ちの良い加速を実現しています。
実際に試乗すると、加速については特に最新技術を使っているということを体で感じることができたとの声が多くあります。
「この車乗り心地が悪いなぁ……」と感じる瞬間、その瞬間の1つが減速時の衝撃にあるのではないでしょうか。
ブレーキを踏むということは、今まで高速で回っていたタイヤを止まるように押さえるというイメージです。当然急に止めようとすれば、反動があり、車に乗っている人たちは前に投げ出されるような形になります。
子どもが寝ていたりすると、首ががくんと前に投げ出されるような反動を受け、起こしてしまうこともありますよね。
そんな減速時の衝撃の悩みをノートは解決しました。
アクセルの踏み込み具合を緩めるだけで、その緩め方に比例してスムーズに減速することができるのです。
運転手のイメージ通りにスムーズに減速して停車することができるので、体が前に反動で投げ出されることなく、心地よく停車することができます。
ノートe-powerのスペック・加速性能・乗り心地のまとめ
電気自動車としては、比較的安価なe-power。乗り心地重視の方には申し分ない選択肢になるのではないでしょう。
ガソリン車に乗り慣れている方は、電気自動車の乗り心地に違和感を覚えることがあるかもしれませんが、その違和感はいつの間にか快適なドライブのサポート役になっているはずです。

出典:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/note/exterior_interior.html
ノートe-powerは電気自動車でありながら、ガソリンの給油のみで乗れるが画期的な点であり、充電の心配がいらないことは電気自動車への乗り換えのハードルを下げてくれます。
まずは試乗で、その乗り心地の高さを体験してみてください!
是非この機会に電気自動車デビューを考えてみてくださいね。